配当性向というのは、1決算期の利益のうち、配当金がどれだけの割合を占めているのかを示すものです。これは、配当余力を見るひとつの方法であり、その計算方法は次のようになります。 ⇒ 配当性向=配当金÷税引き利益×100
例えば、ある会社の発行済み株式数が20億株で、1株当たり10円の配当を実施すると配当金総額は200億円になります。 その決算期の税引き利益が400億円であったとすると、配当性向は50%といえます。
配当性向が低ければそれだけ配当にゆとりがあるということですから、増配の可能性も強いといえます。 反対に、配当性向が80〜90%と高い場合には、その配当が収益力から見て窮屈であり、先行き景気が下降したときには減配も考えられます。
配当性向が100%を上回る場合には、蓄積を食いつぶして配当していることを示しており、いわゆるタコ配会社といえます。
□ディフェンシブ・ストック □投資者保護基金