不胎化政策とは?
不胎化政策というのは、通貨当局が外国為替市場に介入する場合に、外貨の売買に伴う金融市場の需給の変化を、自国通貨建ての金融資産の売買オペレーション(公開市場操作)によって相殺する政策のことをいいます。
具体的には?
例えば、日銀が東京市場でドル売り介入を行うと、その決済に伴ってドルが日銀から市中に引き渡されると同時に、代金の円が日銀に吸収されます。
これは、円資金市場において円金利の上昇圧力となりますが、ここで日銀が国債を市中から買入れる不胎化政策を行うと、円金利は上昇しません。
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