フィッシャー効果というのは、期待インフレ率の上昇が金利に及ぼす影響のことをいいます。 このフィッシャー効果という名称は、最初に分析したアービング・フィッシャーにちなんでつけられたものです。
フィッシャー効果は、期待インフレ率が高まると、長期的にはそれと同じだけ名目金利が上昇し、実質金利・実質所得等の実質的な経済変数には影響が及ばないという見解です。 なお、フィッシャー効果は、その後のマネタリズムの論拠のひとつになっています。
アービング・フィッシャーは、「一定期間内における取引の総額は、支払われた通貨の総額に等しい」という命題を次のように表しました。 ⇒ MV=pT ■M=通貨量 ■V=通貨の流通速度 ■p=一般物価水準 ■T=取引量 なお、フィシャーは、長期的には、VおよびTが大きくは変化しないと考え、ここからMの変化がpの比例的変化をもたらすという通貨数量説が導かれました。
□為銀主義
□ポジションを保有 □雑所得、指値注文、市場介入 □IFD注文 □年間の為替レートの変動