金融の法律情報館U



最良執行について

最良執行とはどのようなものですか?

最良執行というのは、証券の取引において、取り次ぎ業者が顧客にとり最も有利な値段で売買注文を出すことをいいます。

つまり、買い注文の場合はその時点で最も安い値段、売り注文の場合はその時点で最も高い値段で売買注文を出すということです。

なぜ最良執行が行われるのですか?

米国では、1970年代後半から取引所集中義務が廃止され、取引所外取引市場が拡大しましたが、複数の市場があって同じ証券が異なる気配が出ている場合に、証券取り次ぎ業者が最良執行に努めないと、投資家に不利益が生じるだけでなく、市場間の競争も促進されないからです。

なお、注文を出す機関投資家も、資金運用の受託者として、自分の出した注文が最良執行されるかどうかを見守る義務があります。

関連トピック
どのようになっていますか?

日本でも取引所外取引が認められるようになり、機関投資家や証券会社の間で最良執行に対する意識が高まっています。

差金決済とはどのようなものですか?

差金決済というのは、先物・オプション取引などで使用されているもので、有価証券などの原商品を受け渡すのではなく、反対売買によって生じた差額分の金銭だけで決済する仕組みのことをいいます。

例えば、株価指数先物を100万円分売っていた場合に、決済期限に90万円で買い戻せば差額の10万円分だけを受け取ることができます。


裁定取引とは?
財務上の特約とは?
最良執行とは?
三角合併とは?
事業報告書とは?
裁定残、裁定取引の影響
財務上の特約と財務制限条項との違いは?
日本での最良執行は?
会社法による三角合併
事業報告書の内容は?

純資産
貸借対照表の資産・負債

証券業

レンジ相場から抜け出す
為替相場はゼロサムゲーム
移動平均線とローソク足
ボリンジャーバンド
MACDは移動平均線
ローソク足の種類
節目
トレードプラン
トレンドライン
遅行線
RSIは逆張り指標
FXと外貨預金
トレンドライン

Copyright (C) 2013 金融の法律情報館U All Rights Reserved