発行登録制度とはどのようなものですか?
発行登録制度というのは、企業が証券の公募発行を機動的に行うための制度です。
具体的には、1982年3月に米国で導入された一括登録制度(shelf registration)にならって、証券取引法の改正により、1988年10月から取り入れられた制度です。
発行登録制度の内容は?
一定の条件を満たした企業は、発行予定期間(1年 or 2年)や発行予定額を記載した発行登録書をあらかじめ金融庁に提出しておけば、そのつど有価証券届出書を作成しなくても、発行条件などを記載したごく簡単な書類の提出だけで、いつでも株式や債券、コマーシャルペーパー(CP)を発行できるというものです。
発行登録制度のメリットは?
発行登録制度では、情報公開を含む発行手続きが大幅に簡略化されるだけでなく、相場環境を見ながらタイミングよく資金調達できるというメリットがあります。 |