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反対株主の株式買い取り請求権について

反対株主の株式買い取り請求権とはどのようなものですか?

反対株主の株式買い取り請求権というのは、営業譲渡や合併、株式の譲渡制限を定める定款変更など、株主の利益に重大な関係のある一定の事項が多数決で決定された場合には、その決議に反対の株主は会社に対して保有株を「公正な価格」で買い取るように請求できるという権利のことをいいます。

反対株主の株式買い取り請求権が行使できる株主は?

旧商法においては、この権利を行使できるのは、議決権を保有している株主に限定されていましたが、会社法では事業譲渡などを決める株主総会で議決権を行使できない株主にも請求権が認められました。

反対株主の株式買い取り請求権の買取価格は?

買取価格については、旧商法では「決議がなければ有するであろう公正な価格」とされていましたが、会社法では単に「株式の公正な価格」とされました。

これは、合併等には賛成でもその対価には不満といった株主の意見にも配慮したものです。

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半値押しとはどのようなものですか?

半値押しというのは、上げ足をたどった株価が、頭を打って、値上がり分のちょうど半分下げることをいいます。

例えば、800円の株価が値上がりして1000円をつけた後で、今後は900円まで下がったときに半値押しといいます。

なお、株式市場では、経験的に半値押しを下げのひとつの区切りと考えることが多いことから、「半値押しだから下げ止まろう」などのように使います。

ちなみに、値上がり幅の3分の1下がった場合には、「3分の1押し」といいます。


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