解散価値とはどのようなものですか?
解散価値とは、会社が解散するとき、株式に優先する債務を返済して残った資産、すなわち残余財産の額ということになります。
実際の解散価値について
貸借対照表上の資産、負債は時価に比べて過小あるいは過大に表示されているのが普通ですから、実際に解散価値がどの程度かというのはつかみにくいといえます。
ただ1株当たりの純資産額を基準にして株式投資を行うのは、解散価値を買うことにもなりますので、インフレ期の物的証券買いなどに見られます。
しかしながら、実際に会社が解散するような場合は、業績が不振で、負債が資産を上回るという状態と考えられますから、解散価値は必ずしも現実的な尺度とはいえません。 |